素行条件とは
帰化が許可される条件の1つに
素行が善良であること
というものがあります。
素行が善良というのは、
・税金をきちんと納めている
・交通違反の程度
・前科がないこと
・社会に迷惑をかけるような行為をしていないこと
などがあげられます。
納税をしていて、交通事故・違反、犯罪歴もないという場合には、素行に関する条件は問題ないかと思われますが、下記に該当する場合には、注意が必要です。
・所得税、法人税などに関して、重加算税、無申告加算税、過少申告課税を頻繁に払っている。
・5年以内に禁固以上の刑に服している。
・同じ交通違反を何度も繰り返している。
・帰化を申請する者、あるいはその親族が暴力団に加入していたり、密接に関わっている。
・運送業や風営法に基づく営業など許認可を必要とする事業を許可を受けないで行っている。
素行条件Q&A
Q 4年前にシートベルト違反をしてしまいましたが、帰化申請できますか?
A 素行条件の中には、交通違反についても考慮することになっていますが、シートベルト違反のみであれば帰化の許可が下りる可能性が高いです。
Q 免許を取得してから3年ですが、その前に原付で一旦停止違反とスピード違反をしています。原付での違反も交通違反の中に入りますか?
A 原付での違反も交通違反に入ります。
Q 過去に破産している場合は、帰化はムリですか?
A 破産に至った経緯や破産をしていからどれぐらい経過しているか、現在の状況などを総合的に考える必要があり、一概には、いえません。
Q 個人事業主ですが、2年前に税金を納めるのを忘れていて、昨年、一緒に納税しました。遅れて納税した場合、帰化は難しいですか?
A 納税していれば、問題ないかと思われます。ただし、税金の種類や納税が遅れた回数などによっては、難しい場合もあります。